東京交通労働組合
ひろげよう笑顔 つなげよう絆 あらたな一歩へ 東交労働運動

ごあいさつ

東京交通労働組合 執行委員長 見城 史浩

組合員のみなさまへ

 東京交通労働組合は、本年11月20日に戦後再建80周年を迎えます。

 これは組合員の努力と頑張り、そしてご家族の支えがあったこと、さらには諸先輩方のたゆまぬ努力と度重なる合理化攻撃に対しても、組織として一丸となり乗り越えて来られたことにより、現在の東交が成り立っていると考えております。

 そして、各友誼団体のご厚誼のお陰でもあり大変感謝しております。

 引き続き、コロナ禍以前には戻らないものの、組合員と家族の生活を守るため、都営交通の維持存続と高齢者を含む交通弱者の足となる生活路線維持のため、努力をしてまいります。

 そのためにも、労働力人口が限られている中、継続的な新規採用と経験豊富な中・高齢層の離職防止対策を中心に取り組みを強化していきます。

 2025年1月に「東京都交通局『経営計画2025』」が提案されました。これは、交通局をとりまく事業環境の変化を踏まえ、経営の基本的な考え方や目指す姿を明らかにし、2025年度から2027年度までの3ヵ年計画となっています。

 基本的な考え方として「収入・支出の両面から一層の経営改善を不断に取り組み、本格的な労働力人口の減少を見据え、中長期的に安定した事業運営を行い得る強固な経営基盤を確立する」としています。

 さらに「安全・安心の確保を図るとともに、浸水対策の強化。地下鉄施設の耐震対策。安全輸送基盤の計画的な維持更新」としています。

 計画には、われわれの職場要求を反映させたものもありますが、今後、交通局側に十分な説明を求めながら、各事業における交渉強化が重要と考えています。

 また、平和と民主主義を守る闘いは、戦後、東交の理念の核であり、将来の世代に戦争のない平和な社会を引き継いでいくため、しっかり取り組んでまいります。

 そして、6月22日投開票で東京都議会議員選挙が実施されます。私たち東交にとって、賃金・労働条件が議会や条例で決定されること、そして、都営交通の維持・存続・発展に向け、大変重要な選挙となります。

 東交は、連合東京及び自治労東京推薦候補予定者をはじめ、今まで地域・地区の中で連携し、私たちの都営交通政策に理解のある方々を推薦しています。都営交通を守り発展させ、働く者・生活者の代表を都政へ1人でも多く送らなければなりません。

 さらに7月に予定されている参議院議員選挙では、自治労組織内議員の「岸まきこ」さんと私鉄総連組織内議員の「もりやたかし」さんを重点候補として推薦を確認しました。

 この間、国政における国交省や総務省との固いパイプ役として、地方自治や交通政策実現のため尽力をいただき、公営交通の維持存続のためには欠かせない候補者であり、必ずや当選を勝ち取らなければなりません。

 都議会議員選挙・参議院議員選挙ともに、各支部組合員・ご家族の皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いします。

東京交通労働組合

執行委員長 見城 史浩