活動報告

　新年あけましておめでとうございます。
　日ごろは、地域公共交通の維持・発展、交通職場の処遇改善にむけ、強力に運動を推し進めていただいていることに敬意と感謝の意を表します。
　新型コロナウイルスの感染拡大において、公共交通は採算性を度外視して事業の継続を要請されたことにより、多くの事業者が大幅な赤字となり、事業環境に劇的な変化をもたらしています。
　ワクチン接種の進捗とともに、事態は改善に向かうと想定されますが、「新しい生活様式」の定着により、需要の復元は容易ではありません。
　現場で働く私たちエッセンシャルワーカーは、感染リスクによる精神的負担を抱えながらも運行を確保し、地域住民の移動を守る役割を果たしてきました。責務に相応しい処遇の確立と持続可能な公共交通の確立にむけて、本部都市交評は今後も国会・関係省庁への要請など必要な対策に取り組んでまいります。
　公共交通の衰退は、その地域のまちの存続にかかわる問題と位置づけ、自治体・事業者・地域住民が一体となって考えられ、クロスセクター効果が発揮できるよう自治労運動にしっかりと根付かせることが重要です。
　ともにがんばりましょう。
 
自治労都市公共交通評議会
議 長 福 田 智