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2016年8月のニュース

核も戦争もない平和な21世紀に!(原水禁・広島大会)

2016.08.06

  • 広島大会・開会総会
  • 分科会

 昨年の被爆70周年原水禁世界大会からまた月日が流れ、今年の5月、現役のアメリカ大統領として初めてオバマ氏が訪れ演説した広島に、東交代表団として庭野団長を筆頭に14人が、原水禁広島大会・原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参加してきました。
 【8月4日】 東京の暑さとは、また一味違う広島の夏の日差しを浴びながらホテルに荷物を預け、クーラーの効きがいまいちな広島電鉄に乗り、平和記念公園に向かいました。途中、隣接する原爆ドームで集合写真を撮影し、東京平和運動センターと合流後、折鶴平和行進を行いながら目的地のグリーンアリーナ大アリーナ(広島県立総合体育館)に向かい、原水禁大会に参加しました。
 約3000人の参加者が集まった大会は、犠牲者への黙とうで始まり、主催者を代表しての川野大会実行委員長の挨拶は、5月にオバマ大統領が広島を訪れたことにも触れ、演説した意義とともに深く潜む問題点や、安倍政権の核廃絶・核禁止に反する動向に危険性を訴える内容でした。その後、高梨さん(広島県被団協)から被爆体験のお話を聞き、国連欧州本部を訪ねて核廃絶を訴えている第19代高校生平和大使の3人がそれぞれの思いや活動について語り、ヒロシマの被爆者の声や平和を世界に発信していく決意を誓い、最後に参加者全員で「原爆を許すまじ」を合唱し、閉会しました。
 【8月5日】午前中から各々「脱原子力」「平和と核軍縮」「見て、聞いて、学ぼうヒロシマ」など7つの分科会に分かれて参加し、さらに原爆の恐ろしさを学ぶために広島平和記念資料館を見学してから宮島を観光し、2日目が終了しました。
 【8月6日】最終日は、早朝から原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)に参加するために平和記念公園へ向かいました。被爆者や91カ国の海外代表らが参列し、午前8時に開式。
 式典では、この1年間に亡くなったことが確認された5511人の原爆死没者名簿3冊が慰霊碑に納められ、その総数は30万3195人分になったそうです。原爆投下の午前8時15分に「平和の鐘」が鳴り、参列者全員で黙とう。犠牲者の方々を追悼し、東交代表団は解散しました。
 今回、原水禁広島大会に東交代表団の一員として参加し、改めて平和運動の必要性を感じた3日間でした。また、原爆の恐怖について学んだ広島平和記念資料館(改修工事中)が2年後の2018年にグランドオープンの予定だそうです。みなさんも是非機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか?

 詳細は原水禁HPで。
http://www.peace-forum.com/gensuikin/taikai/2016/71/