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2016年8月のニュース

核も戦争もない平和な21世紀に!(原水禁・長崎大会)

2016.08.09

  • 被爆者歌う会「ひまわり」合唱

 【8月7日】東交派遣団6人が到着した長崎は、気温は35℃で東京が涼しいと思えるほどの暑さでした。
 原水爆禁止長崎大会は、約1800人の参加のもと、被爆者歌う会「ひまわり」の合唱で始まりました。この会は亡くなった方々の「声無き声を歌い続ける」ため、毎週火曜日の練習を欠かさず続けており、「生き残った者として歌い続ける」との言葉は、71年経った今でも原爆の傷跡は消えていないと思い知らされました。
 田上長崎市長からは、「核保有国・依存国と、核を禁止している国の意見の違いが顕著化している。原水爆禁止の訴えが広島・長崎だけの事柄で、被爆の悲惨さが過去のものとなりつつある。世界で唯一の被爆国でありながら、米国の核の傘下にある日本の人々は、核について再考する必要がある」と訴えました。
 海外ゲストからは、チェルノブイリの現状報告があり、「福島からの訴え」では、9万人を超える人々が避難生活を現在も送っている現状が報告され、人類と核の共存についての是非を問う訴えがありました。
 【8月8日】山川剛氏の分科会「見て、聞いて、学ぼうナガサキ」では、実体験と写真で被爆の実情を学びました。山川氏は9歳の時に被爆し、その後は教職員の道を歩まれましたが、退職後も被爆体験の講演を続けておられます。
 冒頭、「『今日、最後の被爆者が亡くなりました』というニュースを遠くない未来にみなさんが聞くだろうから、この悲劇を語り継ぐ必要がある。そして、長崎が最後の被爆地であり続ける努力を後進の方々に託す。解決の場では『手を使ってはいけない、口を使え』」との言葉から、どのような難問でも暴力では解決できないとの強い思いを感じました。
 【8月9日】閉会総会では、第19代高校生国連平和大使の「微力だけど、無力ではない」の言葉から、核との決別による恒久平和こそ、人類不変の祈りであり、英知を出すのは各国のリーダーだけでなく、力でも一人ひとりが英知を出し合わねばと感じました。

  詳細は原水禁HPで。
http://www.peace-forum.com/gensuikin/taikai/2016/71/