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憲法と「建国記念の日」を考える2.11集会

2017.02.11

  • 全体せ約250人が参加

 平和フォーラムは2月11日午後6時30分より、連合会館大会議室で「憲法と『建国記念の日』を考える2・11集会」を開催し、約250人が参加するなか、東交からは法対部14人が参加した。
 今年の「2月11日集会」は、安倍政権が日本社会を戦前に回帰させるがごとく暴走を続けている情勢を踏まえて開催された。
 開会挨拶で平和フォーラム・藤本泰成代表は、戦争の放棄を宣言した重大な日である「文化の日」を「明治の日」に変えようとするなど、歴史を捻じ曲げようとする安倍政権の姿勢を批判し、「私たちは常に真実はなにかを見つめ、人間として恥じない歴史を積み上げていかなければならない」と参加者に呼びかけた。
 続いて、「安倍-朴槿惠政権の危機と韓日関係」と題して、韓国・ハンギョレ新聞の吉倫亨東京支局長から、朴政権成立以後の日韓関係と今後の展望について講演を受けた。
 吉支局長は、この間の日韓関係を読み解くキーワードとして中国の台頭と歴史認識問題を指摘し、また、日本軍「慰安婦」問題について国家の責任を認めない安倍政権を批判する一方で、「日韓両国の市民は今一度、1998年の金大中大統領・小渕首相の『パートナーシップ宣言』の精神を思い出し、友好な日韓関係を築くためにそれぞれ取り組んでいかなければならない」と主張した。次に、「未来を拓く歴史認識を育てるために」と題して、広島県元教員の廣田克枝さんから報告があり、日本の戦争犯について語ることが難しくなってきている教育現場の実情に触れながら、「それでもアジアの友好のためにはやはり侵略と抵抗の歴史について教えなければならない」と訴えた。