東京交通労働組合
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活動報告

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関東交運労協 アメリカ・カナダ交通事情視察

2017.05.12

  • ボーイング社の世界最大製造工場「エバレット工場」
  • カナダ大陸横断鉄道「VIA・RAIL」

2017年5月12日から5月18日までの日程で、関東交運労協主催の「アメリカ・カナダ交通事情視察」に、視察団員として東交から宮崎委員長と佐藤副委員長が参加してきました。
以下、佐藤副委員長からの報告です。

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【12日】
19時に羽田に集合し、JR東海ツアーズ担当者から内容説明を受け、さっそく搭乗ゲートへと向かいました。
21時45分発のANAに乗り込み“いざカナダ”へ・・・
ウトウトしながら10時間程か・・間もなくバンクーバーに到着とのアナウンス。到着時刻は12日、13時35分、時間を巻き戻しての到着。(日本とバンクーバーの時差は16時間)

【13日】
5月13日は、バンクーバー地区とビクトリア地区の街頭調査と路面交通(トロリーバス・連結バス)及び市内鉄道(地上・地下鉄)を視察。

【14日】
5月14日は、陸路でアメリカ(シアトル)へ向かう。国境まで約2時間程度かかりましたが、国境越えの審査は1時間程度で済んだので、バンクーバーからシアトルに入るまで3時間というところでしょうか。14日はあまり時間が無かったので昼食後シアトルの街を散策し海沿いの市場内にある「スターバックス1号店」でアイスコーヒーを飲んで1912年代に思いを馳せました。

【15日】
5月15日は、バスで一時間ほど揺られ、ボーイング社の世界最大製造工場「エバレット工場」(ワシントン州)へと向かいました。
製造工場の中は写真撮影禁止となっており、物を落とすこともしてはならないとの強いお言葉をもらいながら見学開始。製造ラインは巨大なベルトコンベアーで機体は最大5機まで並び、また、一機製造するのに28日間かかるとのことでした。仕事の効率はトヨタ方式を取り入れ以前よりも数段向上したとの説明がありました。さすが世界のトヨタと多少の喜びを感じてきました。
エバレット工場の従業員数は全体で約35000人、機会工・外装・内装の各製造ラインで構成されています。全体では6~7組合で組織されており組合組織率は約90%を維持しているとのこと。中でも機械工組合(約8000人)が当局に一番影響力を持っているそうです。さすが技術屋集団といった感じでしょうか。
案内してくれた方にお礼を申し上げ、ギネスにも登録されている世界最大工場を後にし、再度、カナダ・バンクーバーへと戻ってまいりました。

【16日】
5月16日は、バンクーバー発のカナダ大陸横断鉄道「VIA・RAIL」へお邪魔し、整備工場と横断鉄道の内部を視察しました。工場内は我が社のほうが整理整頓されているような感じですが、車両数が多く編成が長い分、敷地や工場は広大でした。
カナダ大陸横断鉄道はバンクーバーからトロントまでの4,466kmを4泊5日で走破する寝台列車です。車内は金額よって個室の大小はありますが、歴史のある鉄道ですのでレトロ感があり豪華な作りとなっています。厨房もとても素晴らしく車内でのランチやディナーをのんびりと楽しみながら“ワイン”を・・なんてお洒落かもしれません。

【17日】
5月17日は、自由行動日となっていたので、バンクーバーの市内を2時間ほど散策し、地元のスーパーで買い物をしたり写真を撮ったりと楽しんできました。
ホテルに12時30分集合、バスで一路空港に向かいました。空港到着後、ロビーで簡単な解団式を執り行い、16時15分発のANAで羽田へと向かいました。

【18日】
5月18日、羽田に18時20分到着。参加した皆様にお礼を申し上げ家路へと急ぎました。
関東交運の皆様、東京交運の皆様、JR東海ツアーズの担当者の小峯さん、そして快く送り出してくれた東交本部の皆さん、また、各支部の皆さん、貴重な体験をさせていただき感謝しております。本当にありがとうございました。