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活動報告

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都労連人事給与制度改善要求実現対都要請行動 その1

2019.11.08

  • 発言する山口支部長(十号乗務)
  • 発言する永見支部長(千住)

【伊藤賃金対策部長】
 この間、各職場の切実な要求書を都側に提出して交渉・協議を重ねてきましたが、検討状況は極めて不十分なものです。そのような中、「勤務時間の振り分け割合」の見直し提案をしていますが、これは、職場に混乱を招くだけの不当な提案です。直ちに提案の白紙撤回を求めます。

電車部からの発言 【山口支部長(十号乗務)】
 働き方改革
  ・勤務間インターバル11時間が取れない
  ・休暇取得するための週休出勤
  ・休暇制度を取得できるよう予備率職場の人員増
 
 成績率、業績評価について
  ・仕事に優劣がつけられず職場になじまない
  ・競争意識による職場分断
  ・新規職員への成績率適用

 東京2020大会に向けて
  ・輸送力増に伴う人員不足

 その他
  ・台風19号による計画運休の現状
  ・避難勧告による人命優先の訴え

自動車部からの発言 【永見支部長(千住)】
 私たちは、お客様の安全を第一に早朝から深夜まで365日、職務を遂行しています。 しかし、われわれ自動車部現業職員は、10%引き下げた給料表となっています。
 今年10月に東京都の最低賃金が1013円となりました。昨年、初任給層の給料表を引き上げた結果、今年は大丈夫かもしれませんが、来年10月に最低賃金が上がれば、給料表が最低賃金を下回る層ができてしまいます。都労連に集う仲間の差別的な現業給料表カットを早急に廃止するべきです。
 また、自動車運転では、人材を広く求めるとして採用年齢が50歳未満までとなりました。しかし、経験加算限度号給は、57号給19万2500円です。49歳で入局された方は、55歳昇給抑制もすぐに来てしまうため将来の不安を抱えています。特別加算制度などにより限度号給を見直しするよう強く求めます。
 また、自動車部現業職員の初任給を10%カットされた企二の(二)でなく、企二の給料表を用いることで解消されます。切なる要求実現を宜しくお願いします。
 次に、一時金成績率の新規採用者の原資拠出についてですが、前年度の業績評価にもとづくため成績をつけられないとしている新規採用者からなぜ原資分をとりあげるのか疑問でしかありません。当局がいう職員のモチベーションが上がる理由は全くなく、早急に戻すべきと考えます。
 次に、定年延長・高齢期雇用についてですが、定年延長はいつからなのか。現役と同じ仕事が果たしてできるのか。給料はどうなるのかなど、現場の職員の声は”不安しかない”の一言です。また、再任用も給料が下がり、年金も貰えないのでフルタイムを選択するしかない。乗務員以外の仕事がしたいなどの声があげられています。安心して働ける賃金及び多種多様な職種が選択できるよう要求します。
 次に、都や人事委員会がいわれる職責・能力・業績とありますが、最初に申し上げたように、われわれの職場は、早朝から深夜、そして、365日職務を遂行しています。しかし、業績を評価する管理者がすべての職員仕事ぶりを判断することなど決してできません。家庭環境など、さまざまな問題を抱えている職員が大勢います。都労連要求が実現されない中での業績評価は誰も納得できません。
 最後に、都営バスとして乗客などの人命を預かるわれわれの職責は、決して軽くないことを強く申し上げ、私からの発言を終了します。